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五臓六腑の、五臓って何!?

お盆が明けて少し朝晩が涼しくなってきたような京都は北山ですが、日中はそれでも暑い…。

汗をかいた後に、キンキンに冷えたグラスで飲む美味しいビール。

飲んだ瞬間に、

 

「五臓六腑に染みわたる~。」

 

なんて言ったりしますが、五臓六腑ってそもそも何でしょう?

 

今日のお話は、そんな五蔵と東洋医学のお話。

 

日常でも耳にすることがよくある「五臓」という言葉。東洋医学においては、この五臓がバランスよく働いているのが健康な状態であると言われます。
東洋医学が考える五臓は、現代医学における臓器とは、分け方も機能も違っているので、五臓って一体どこのことで、どんな働きをしているのかをお話していきます。

 

東洋医学では、肝・心(しん)・脾・肺・腎の5つを総じて五臓と呼びます。現代医学のメインである内臓と同じ名前ですが、東洋医学の世界では解剖的な意味合いだけでなく、人体の働きや機能を5つに分類したものであるとされます。しかも、五臓はそれぞれが単体で働くのではなく、お互いに助けたり(相生“そうせい”)、抑制したり(相克“そうこく”)しながらバランスを保っていると言われます。

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  • 「肝」
    肝は病邪に対して抵抗する機能を発揮する臓器で、血液を貯蔵し、全身の血液分布を調節する。さらに、中枢神経系(自律神経)の活動と関係がある。従って、ストレスを受けたり、機能が低下すると、怒りやすくイライラしたり、その他の神経症状が生じる。また、爪に異変(割れ)が起きたり、目や筋肉に異常が生じたりしやすい。

 

  • 「心」
    心は五臓六腑の大主で、生命活動を主宰し、最も重要な臓器である。血液を循環させ、中枢神経の機能活動を管理していると考えられる。また、発汗や舌の変化(異常)とも密接な関係にある。

 

  • 「脾」
    脾は消化器系統の機能を持ち、飲食を消化し、その精徴なもの(栄養物質)を全身へ輸送する。脾の機能が低下すると、水分代謝障害や肌肉をおとろえさせ、口唇に異常があらわれる。

 

  • 「肺」

肺は呼吸をつかさどり、人体内の気体交換の器官である。空中より取り入れた清い空気(天空の気)は、飲食物から産み出された水殻の気(地の気)と結合し、各臓器に送られ、全身の気(元気、真気)を統轄する。また、体液を調節、調整させる。肺が邪を受けると、風邪をひいたり、鼻がつまったり、便秘をしたりする。

 

  • 「腎」
    腎は精を貯蔵する。精は生殖と成長発育を維持する基本物質で、先天の精と後天の精があり、臓腑と各組識を滋養する。また、骨と髄を滋養するので歯や頭髪・聴覚・大小便などの異常としてあらわれる。

 

五臓はそれぞれが役割を担っているだけでなく、互いに深く関係し合いながら生体エネルギー(気)のバランスをとっています。一つでも弱くなってしまったり、一つでも強くなってしまったりすると、身体や心の不調の原因となるのです。

 

何はともあれ先ずはバランスを整えることが必要だということです。

今後は、それぞれの臓器にまつわるバランス調整方法をお話していきます!

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