暑い夏を乗り切りたいあなたへ①
こんにちは!
NadiスタッフのTERUです。
私はNadiスタッフをしながら、普段はスポーツトレーナー兼鍼灸師として多くの方の身体のお悩みのサポートをさせていただくお仕事をさせて頂いています。スポーツ選手から一般の方まで、これまでに5,000人以上の方からのお悩み、ご相談、ご要望にお応えしてまいりました。
普段、なかなか会員の方とお会いする機会が少ない(幽霊スタッフ?笑)ですが、今日から皆さんに身体や健康、食事や生活について、解剖学、生理学、西洋医学、東洋医学の観点から皆さんに有意義な情報をお伝えしていきますので、是非ともご一読ください。これを機会にスタッフとして認知して頂ければと幸いです。
今日は、体温と汗の関係の話題です。
梅雨が明けて本格的な暑さが続くようになってくるこれからの時期、外出するのを控えて、クーラーの効いた涼しい部屋に引きこもりがちになっていませんか?
人間の身体は常に同じ体温を保とうとする働きを持った、恒温動物(こうおんどうぶつ)です。
体温は常に恒常性が維持されていますが、身体の中(血液)の温度と、皮膚表面の温度の2つに分けられます。
身体の中の温度を「核心温度」と言い、
・腋窩温 36.0℃-37.0℃
・口腔温 36.5℃-37.0℃
・大腸温 37.0℃-37.5℃
の温度が広く参考にされます。
一方の皮膚表面の温度を「皮膚温」と言い、身体の部位によって非常に異なり、四肢に向かうほどに低温になります。
体温は1日の中でわずかながら変動しており、夜から朝までは低く、日中は高くなります。また、身体を動かしエネルギーを消費することで上昇します。女性の場合は、性周期により変化します。
体温は、産熱と放熱を繰り返しながらバランスを取り、体温を上げ下げし恒常性を保っています。
産熱は、基礎代謝、運動による筋収縮の産熱、食事を摂取し消化吸収する際の産熱、ホルモンの作用などがあります。
産熱↑=カロリー消費↑という関係性は非常に重要で、ダイエットしたい方やシェイプUPしたい方は、基礎体温を上昇させる必要があるのです。
放熱は、放射、伝導、蒸発というメカニズムで熱を下げるようにできているのですが、これは外気温の状態により割合が変わります。
今の時期のように体温と外気温が変わらないような暑い時期の場合、体温を下げる為に働くのは皮膚からの水分蒸発によるものが100%で、気化熱が発生することで体温を下げる仕組みになります。
つまりは、汗をかかなけれければ、夏場は体温調整できずにいろんな問題が起きるということです。
熱中症がその代表ですね。
汗をかくことは着替えの必要があるなどいろいろ問題はありますが、暑さに対するちゃんとした身体の反応ですから、無理に抑制するなどはあまり望ましいものとは言えません。
これから迎える暑い夏を乗り越える為にも今の時期から汗をかく!
しっかりと水分を摂る!
これが夏を乗り切るには一番の方法かもしれません。
さあ、今日もNadiで身体を動かしましょう!