冬のお祭り
先週の土曜日【火祭り】に行ってきました。
毎年1月第2土曜日に開催されている滋賀の三大火祭りのひとつ
800年の歴史がある【勝部神社の松明祭】
祭の起源は鎌倉時代、天皇のご病気が重いので占ってもらったところ
数千年生きている大蛇がその元凶だというのでこれを退治し、火に焼いたところ、
天皇が全快されたことに始まるそうです。
京都鞍馬の火祭りをイメージして行ったのですが・・・
こんなに大きな松明がドーンと!!!
まずは大きな太鼓三基が紅白の褌姿の若者たちによって奉納され
その後に全部で12基の大松明が境内に運び込まれます。
この大松明、全長約5m、直径約4m、重さは400キロもあり
退治された大蛇をかたどっているそうです。
毎年数は異なるようですが、今年は12基の松明が運び込まれ
神前の御神火からいただいた火により、一斉に点火。
炎はどんどん大きくなっていき、まさに天を焦がす勢い!!
昔は琵琶湖の反対側まで見えたそうです。
松明に囲まれた真ん中では若衆達が鐘や鼓を打ち鳴らしながら無病息災を祈願して乱舞し、
太鼓も火が消えるまで打ち続けられます。
火が消えた後は、この大松明をまた若衆達が境内から持ち出し
松明引き、お礼参りが終わった後、観客たちはその残り火にあたり、無病息災を祈り
また残り木を持ち帰り玄関に飾り、お家のお守りにするそうです。
私もしっかりとお参りをして、お札をもらって帰って来ましたよ♪
今回初めて行ってみた勝部神社の火祭り。
なんだかこの火に魅了され、一瞬昔の時代に瞬間移動したような
そんな感覚になれる伝統的なお祭りでした。
伝統を守っていくのは色々と大変な事も多いですが、
日本の冬、日本のお祭り、やっぱりいいものですね♪