「WTK 100」 vol.3
「WTK100」とは、
いつかやりたいなら、今すぐやろう。
ワタクシSATORUが、
3年前当時1人でとある感謝の気持ちではじめた勝手100mile。
その中で、走る事においてのきっかけや繋がり、影響を与えくれた大切な方へ感謝の気持ちを込めて
共に100mileの時間を自らのホーム地である京都Nadiで共有したい。
そして同じ想いをもった走る仲間を繋げていきたい。
そんな想いで、続けてきた今回で3回目となる個人的な企画。
100mile、普段ではまず経験しない道のりに挑まれた
それぞれの方にドラマが詰まった約2日間、
自らも走りながらの状況を中心にお伝えしたいと思います。
今回のWTKには、色々な思いを持った総勢8名の方にご参加いただきました。
はじめて挑戦する方や、前回時間には間に合わなかったリベンジの方など。
またその中には、昨年度WTKにて走るみんなの姿をみて、
1年間この日の舞台を目指し準備してきた
Nadiでは、ピラティスを担当するDAIKI先生の姿も。
スタートには応援の方々を含め多くの方に集まって頂きました。
スタート地点に集まったみなさんと主発前、円陣を組むと
どこか懐かしい想いが駆け巡ります。
思い返せば、人生の半分以上を野球をして過ごしており
試合前や練習など、いつもこうやって円陣の中心で声掛けをしていたな…っと。
「今しかない、この時間を共に楽しみましょう」と。
円陣にてみなさんへ伝えたかったはずなのに。
出てきた言葉は…
「これから道のり何かあったら、空を見上げてみよう。
同じ空の下みんな繋がってるので。」
不断なら、なんともこそばゆいくらいのこんな言葉が
自然と心地いい雰囲気のこの感じ。
はい、青春っすね。
そんなこんなでスタートした100mileの旅。
Nadiを起点として鴨川を走り抜け
銀閣寺から大文字山山頂、南禅寺や平安神宮を繋いだ
ロードとトレイルを合せた
1ループ約26.7Kmを6周
TOTAL160Km=100mileの距離を
31時間以内での完走を目指します。
朝日と共に出発し
夕日を見ながら大文字を走り抜けて行きます。
それぞれの時間で、京都魅力を走って満喫できるよう設定したコース。
一晩中、一睡もせずに160Km先のゴールを目指して進みます。
また、この100mileにはペーサーといった
選手が連れてきた仲間と共に、伴走できる制度を設けているのも特徴の一つです。
前年度、参加いただいた100mileの世界では、知る人ぞ知る
日本を代表する100マイルレーサー井原知一さん、通称TOMOさん。
今回ノラペーサーとしてサプライズ登場!
共に走れるまたとない機会で、みなさん大きなパワーをいただきました!
いつも通っている場所も、
この時は違った景色に見えるのもこういったイベントならでわ。
そして、山に入ったと思うと
ふと京都っぽい街並みの雰囲気もしっかりと味わえます。
そうたっぷり、24時間以上も。
もちろん、エイドとなるNadiに帰ってくることは何よりの
気持ちの支えになるんです。
唯一、約30Kmに一度
腰を下ろして補給を取ることができるエイドの場所。
しっかり動き続けるために
しっかり食べる。
エネルギーの補給は完走することにおいて、とても必要なことなんです。
食べれなることは
進めなくなる事に直結してくるんです。
「力になるわぁ」
エイドサポートの方、応援の方
全てが走る力になる、そう心から思えるエイドエリアでした。
嬉しい事に、Nadiの2階スタジオからも
クラス中にも関わらず、皆さんが声援を送ってくれました。
一晩を越えた選手たちが
それぞれの長旅を終えゴールを迎えます。
おもわず、熱い思いが込み上げてくる瞬間。
100mile=160Kmを超える想像もつかない長い距離
ゴールする唯一の方法は、とてもシンプルなんです。
ただ、1歩1歩前にすすみ続けること。
1人では決して成し得る事ができなかった
選手すべてに、それぞれのドラマがあるそんな100mileとなりました。
ゴールの表情は、
なんとも言えない達成感と安堵感。
どちらにしてもみなさんいい顔をしています。
最後の1人のランナーまで戻りを待ちます。
ただ。。。
一睡もせず、走ってきたランナーは
少し気を許せば、落ちてしまいます(笑)。
そらそうですよね。
夢の中でもまだ走ってそうです。
昨年度から100mileを目指して走ってこられた
DAIKI先生も制限時間には惜しくも間に合わなかったものの、見事完走!
最後に100mile完走の証であるバックルを授与し
今回でvol.3となるWTK100も、皆さまのお陰で無事に終了する事ができました。
毎回皆さまのご理解とサポート、応援があってなりたっているこのイベント。
私自身走っていた事もあり、ゆっくりとお話しできる時間がなく、
お礼のご挨拶もできなかった方々いたと思います。
この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。
本当にありがとうございました。
今回も、初の100マイラーが多く誕生したこと本当に嬉しく思っています。
異例のバックル返上パターンで再戦を挑み、見事リベンジで制限時間31時間を笑顔で成し遂げられた東京勢の面々、大会直前の声掛けにもこころよく参加を承諾してくれた仲間たち、そしてペーサー初100マイラーに、下克上パイセン…etc。
ひとりひとりにそれぞれの100マイルのストーリーがあり、走りの中でそのドラマに立ち会えた事、時間を共有できた事、嬉しい限りです。
今回もこうやってvol.3を開催できたのも、出たいと思っていただける方、応援したいと思っていただける方々、そして自分自身に関わるすべての皆さまのおかげです。
運営自体は、まだまだみなさんにご協力いただきながらの未熟なところだらけですが、みなさまのおかげで、目指しているとてもあったかい雰囲気の笑顔溢れる素敵な企画になったと思っております。
皆さんが、いかに楽しんで頂けるかを考えながら、ようこそと言えるよう次回の開催も考えていけたらと思っておりますので、vol.4も是非お楽しみにして頂けると嬉しいです。
同じ空の下で繋がった皆さま。
ふと空を見上げた時には、またこの京都での100マイルの旅を思い出してもらえると嬉しいです。
またお会いできる日を楽しみにしております。
皆さまにまたようこそと言えるその日まで。
WTK100 レースディレクター SATORU