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『Backyard UltraLast Samurai Standing』走ってきました。

「Backyard Ultra Last Samurai Standing 2024 京都」
【結果: tatal 36Lap(時間) / 241km 優勝 】
最後の1人となり、2024京都ラストサムライ。

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ゴールの瞬間は、
安心感、充実感、高揚感
どれでもなく、とても不思議な感情だった。

Backyard Ultraは1人以外全員失格。

意識して望んだ事は
〝平常心、他者と比べず自分らしく〟

京都大会は全国屈指のタフなコース。

開始直後から降り続く雨
間違いなく過去一番の過酷な状況。

蜂に豪雨、睡魔にリミット
次々に襲いかかる試練の連続。

それでも、意識は常に内に向いていた。

1on1が告げられた時、自然と冷静だった。
メンタル、フィジカルは想定内
そんな感じで、1つ1つ、目の前の周回をこなす。

2人きりになって4時間。
走り始めてから35時間が経っていた。

互いが接近し走る唯一の瞬間
暗闇の空間で、無論言葉もなく
確実に何かが、うごめいていた。

気付けば折り返しまで
無心に駆け上がっていた。

今までの意図的な平静さを超越した
内からみなぎる、無意識の反応に
驚きながら、抗わず委ねる事にした。

そこには自身ではなく
明らかに他者を意識した、
本能的な異質な力が生まれていた。

これがバックヤードの真髄かと。
驚きと動揺の中、自分らしさとは…
気持ちは乱される。

ただ、次の周回に入る頃にはすでに
この夜を越える事、己に集中をしていた。

たった1人最後の周回を走り
ゴール後一番に溢れ出た感情は
自らが成し遂げた歓喜ではなく

過酷な状況下共に同じ時を走り続けた
この大会ではアシストと呼ばれる
最後に走りあった相手を想う敬意の気持ちだった。


残った1人をLast Samuraiと呼ぶ所以を
この時改めて感じた。

最後の1人に立ち続けたものにだけ
感じさせてくれた大切な気付きだった。

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正直、自分が最後まで残れるとは思ってもみなかった。
でも走り続ける準備と覚悟はしてきた。

人と比べず自分を持って
どんな環境下でも柔軟に自分らしくを貫いた36時間。

最後の2Lapは只々走り続けたい気持ちになっていた。

自分1人ではとても成し得なかったLast Samurai
大会スタッフ、ボランティア、サポート、選手、応援頂いたすべての方々。

自分はこの京都だからこそ最後まで走れたと心より思っています。
応援頂き本当に感謝しています。

そして、京都大会に関わるすべての方々が最高でした。
これからも、バックヤードに興味を持って貰えるよう
今後も関わって行きたいです。

また、どこかでゆっくりと止まって
今度はホイッスルを気にせずバックヤード談義が出来ること楽しみにしています。

SATORU

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