京都府下一斉清掃登山
京都府山岳連盟の自然保護委員会の部の清掃登山にNPO法人KyotoWoods山岳会として参加してきました。
コースは鷹ヶ峯源光庵から旧道の車道を通り京見峠、
京見峠からは京都一周トレイルで沢ノ池を経て高雄まで。
京都山岳会の緒先輩方と、FBやKyotoWoodsの事務局のNadikitayamaホームページの告知を
ご覧になり参加して頂いた一般参加の方々含め30名ほどで清掃登山をして来ました。
途中で山野草について山岳会の先輩から教えて頂いたり、
今まで人手が足りなかったからとあきらめていた大きいゴミを僕らのマンパワーで運び上げたりと。
お互いに交流しながらの楽しい清掃登山でした。
京都府下一斉清掃登山大会は同じ日に京都府下の各山岳会が
それぞれの山に散らばり同時に清掃登山をする京都府山岳連盟の毎年行われている行事です。
なんと素敵な日!
4月22日のEarth Dayや、6月5日の世界環境Dayなどと一緒で
京都の山を楽しむ人がみんなで京都の山のゴミ問題を考える日になればいいなと思います。
成果はゴミ袋50個分のゴミ。
30人の人手と、持って行った全てのゴミ袋を使っても持ち帰れないほどのゴミ。
鷹ヶ峯から京見峠の車道と、沢ノ池湖畔は特に隠されるように布団、タイヤ、
家電など大物のゴミと大量の空き缶や家庭ゴミが捨てられていました。
沢ノ池湖畔にはテント、BBQの網、お酒の空き缶なども隠すように捨てられていました。
参加者の中には数名子供達もいました。
「大物見つけたー!!」と楽しそうにゴミを集める子供達。
拾いだしたらあれもこれもと熱がはいる大人達。
罪悪感からか隠すように捨てたであろうゴミの落とし主。
子供達が拾っていることが恥ずかしいと思いつつ、楽しそうに拾う姿が誇らしい。
行動の善悪、それから生まれる人の喜怒哀楽。
環境問題とそれにより築かれる良い感じのコミュニティ。
人とは、環境問題とは。
それらが僕らのライフスタイルに与えるものとは。
山にいいことをする行動力が山に関わるいいコミュニティを引き寄せ、
山ライフスタイルを豊かにしてくれるのかな。
問題解決が目的ですが、解決に向かう過程で僕らは良いものを手にいれているのではないでしょうか。
一つ確かなことはゴミは誰かが拾わなければ永遠に山にあり続ける。
そして小さいプラゴミは山から下水処理施設を通らずにダイレクトに川に流され海に出て海洋汚染、
海亀やイルカ、クジラが誤飲して海洋生物を痛める結果に繋がる。
KyotoWoodsのコンセプトは楽しみながら山にいいことをする。
来年は色々企画してみんなで山のゴミ問題について考える日にしたいですね!
Nadiアウトドアインストラクター
NPO法人 KyotoWoods 代表 中川